カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「も、もしもしっ清良ですっ!」
慌てて出ると、受話口から『総司だ』という低く艶やかな声が聞こえてきた。
それを聴いただけで、清良の身体はびくりと反応してしまう。
「だ、大丈夫ですか……? 今、夜中なんじゃ……?」
恐る恐る尋ねてみると、総司は『ああ……』と思い至ったようで『もうロンドンは出た。今は香港だ』と答えた。
ヨーロッパからシンガポールへ移動して、またヨーロッパに戻ってからの香港。なんて移動距離。もはや時差ボケどうこうのレベルではない。
マイルがずいぶん溜まりそうだ……いや、自家用機にマイルなどないか。そんな思考を巡らせながら「お疲れさまです……」と頭を下げる。
『ところで、荷物は届いているか?』
「あっ……はい! たくさん届きました!」
目の前にあるブレスレットを持ち上げ、胸の前に持っていく。きゅっと抱きしめるようにして、受話口の声に耳を澄ませた。
『気に入ってもらえた?』
なんだか気遣わしげに尋ねてくるものだから、首をぶんぶんと上下する。
「はいっ、すごく! とても嬉しいです!」
『それはよかった』
どことなく安心した声が聞こえて、清良は胸が温かくなった。
総司が、忙しいながらも自分を喜ばせようとしてくれていたのだとわかって。
慌てて出ると、受話口から『総司だ』という低く艶やかな声が聞こえてきた。
それを聴いただけで、清良の身体はびくりと反応してしまう。
「だ、大丈夫ですか……? 今、夜中なんじゃ……?」
恐る恐る尋ねてみると、総司は『ああ……』と思い至ったようで『もうロンドンは出た。今は香港だ』と答えた。
ヨーロッパからシンガポールへ移動して、またヨーロッパに戻ってからの香港。なんて移動距離。もはや時差ボケどうこうのレベルではない。
マイルがずいぶん溜まりそうだ……いや、自家用機にマイルなどないか。そんな思考を巡らせながら「お疲れさまです……」と頭を下げる。
『ところで、荷物は届いているか?』
「あっ……はい! たくさん届きました!」
目の前にあるブレスレットを持ち上げ、胸の前に持っていく。きゅっと抱きしめるようにして、受話口の声に耳を澄ませた。
『気に入ってもらえた?』
なんだか気遣わしげに尋ねてくるものだから、首をぶんぶんと上下する。
「はいっ、すごく! とても嬉しいです!」
『それはよかった』
どことなく安心した声が聞こえて、清良は胸が温かくなった。
総司が、忙しいながらも自分を喜ばせようとしてくれていたのだとわかって。