予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「俺が吉木に接触しないように、お前たちが常に邪魔をしているから伝えられないんだろ」
「ばれてましたか」
「当たり前だ」

 顔をしかめた俺に、辻は挑戦的な表情で質問をなげかけてくる。

「さっきはモデルの女性に言い寄られても眉ひとつ動かさなかったのに、吉木さんに執着するのはなぜですか?」

 その問いに、答えが見つからず言葉につまる。

 一夜を共にしてそのまま連絡を取らなくなった相手はいくらでもいた。

 吉木だけが特別なわけじゃない。


 
 それなのに、気付けば彼女のことばかり考えている。

 どうしようもなく、会いたいと思う自分がいる。



「わからない」

 考えても答えは見つからなくて、正直な気持ちを口にする。


「わからないから、吉木とふたりで話をしたい」
 

 俺の言葉に辻は満足そうな笑みを浮かべる。

 そしてスマホを取り出しスケジュールを確認する。


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