予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
そう言いながらすりよってきた女から身を引き、腕をほどく。
「失礼。急いでいるので」
短く言って、ふたりの元を離れた。
持っていた花束をスタッフに預け、広い会場を進む。
参加者からかけられる祝いの言葉に会釈をかえしながら大広間を出ると、廊下のすみに吉木の姿を見つけた。
どうやら、だれかと電話をしているようだ。
「今仕事中だから、そんな話をしている場合じゃないの」
彼女は声をひそめ電話相手にそう言っていた。
敬語ではないから、仕事の電話ではないんだろう。
では、誰と話しているんだろう。
気になるけれど、電話の会話を盗み聞きするようなまねはできない。
俺がきびすを返そうとすると、「結婚する気がないわけじゃないけど……」という言葉が耳に飛び込んできた。
吉木が、結婚?
驚きで足が止まる。
「失礼。急いでいるので」
短く言って、ふたりの元を離れた。
持っていた花束をスタッフに預け、広い会場を進む。
参加者からかけられる祝いの言葉に会釈をかえしながら大広間を出ると、廊下のすみに吉木の姿を見つけた。
どうやら、だれかと電話をしているようだ。
「今仕事中だから、そんな話をしている場合じゃないの」
彼女は声をひそめ電話相手にそう言っていた。
敬語ではないから、仕事の電話ではないんだろう。
では、誰と話しているんだろう。
気になるけれど、電話の会話を盗み聞きするようなまねはできない。
俺がきびすを返そうとすると、「結婚する気がないわけじゃないけど……」という言葉が耳に飛び込んできた。
吉木が、結婚?
驚きで足が止まる。