予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「でも、社長は悪くないので、気になさらないでください。なんとかひとりで頑張りますから」
「いや。香澄は俺をずっと好きでいてくれたんだよな?」

 確認するように問われ、「それはそうですけど」とうなずく。

「じゃあ……」

 私は社長の言葉をさえぎって続ける。

「でも結婚は無理です。だって、社長が私を好きになるなんてありえませんから」
「は?」

 相手は非の打ちどころのない美貌に抜群のスタイル、その上老舗企業の御曹司で三十二歳の若さで社長に就任するほど有能な人。

 そんな彼が私なんかに本気になるはずがない。




 




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