予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 しっかりと手洗いとうがいをすませ、洗面所からもどってきた柊人さんが、私にむかって手を広げる。

「ただいま、香澄」
「おかえりなさい」

 ぎゅーっと私を抱きしめキスをする。

 毎日のことなのに、そのたびに大好きだなと実感する。


 食事を終えると、柊人さんが当然のように食器を片付けはじめた。

 仕事で疲れている彼に家事をやってもらうのは申し訳なくて、『私がやります』と申し出ても、柊人さんは『香澄は座って休んでろ』と言ってくれる。
 
 愛されているなぁと思う。

 こんな幸せな日々がくるなんて、三カ月前の私は想像もしていなかった。


 
 そう感じる反面、心が落ち着かないのは、梨々花さんの言葉が頭から離れないから。

 
 私がソファに座りクッションを抱きしめていると、片づけを終えた柊人さんが戻ってきて隣に腰を下ろした。

 
「むずかしい顔をしてどうした?」

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