予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「……だから、一生俺を振り回していいよ」

 耳元で甘くささやかれ、愛おしさで胸がいっぱいになった。

 梨々花さんから言われた言葉は忘れ、柊人さんを信じよう。

 そう決めると気持ちが軽くなった。

 
 
 
 
 
 


 

「香澄ちゃん、またちょっとお腹がふっくらしてきたわね」

 私が出社すると、辻さんが毎日のようにそう言って、嬉しそうにお腹にさわるのが日課になった。

 お腹の赤ちゃんは、もう六カ月になる。


 
 仕事中はシンプルなワンピースにジャケットを合わせているから、見た目だけでは妊婦だとわからないけれど、触るとお腹がぽっこりとふくらんでいる。

「この膨らみかたは、女の子かなぁ」

 辻さんはまるで判定士のような顔つきで、私のお腹をなでていた。

「どっちがいいとか、希望はあるの?」
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