予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「ほら」
 
 色っぽく見つめられなんだろうと目をまたたかせると、足の付け根に熱いものを押し当てられた。

 それがなにかわかったとたん、ぶわっと頬が熱くなる。

「あ、あの……っ」
「わかる? 俺がどれだけ香澄を抱きたいと思っているか」

 耳に直接吹き込むようにささやかれ、慌てて首を縦に振る。

「無理をさせないように優しくするから、いい?」

 その問いかけに、また首を縦に振ると、柊人さんは私の額にキスを落とした。

 ゆっくりと時間をかけてふれあい、とろとろにされていく。
 
 はじめて抱かれたときも気持ちよかったけれど、あのときは不安と緊張でいっぱいだった。

 今は幸せな気持ちで満たされていて、肌と肌が触れ合うだけで泣きそうなくらいに心地いい。

 たぶん、想いが通じ合っているから。

 お互いを信頼しているから。

 すべてをゆだね、さらけだせる。


 
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