予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 キスに翻弄されながら、泣きそうな声をあげる吉木がかわいくて、くすくすと肩が揺れた。
 
 このまま吉木を自分のものにしたい。そんな欲望が込み上げてくる。

「わかった」

 そう言ってキスをほどく。

 くたりと俺の胸にしなだれかかる吉木の耳元でささやいた。

「じゃあ、場所を変えよう」

 どうしてこんなに体が熱いんだろう。

 就任パーティーでシャンパンを飲み多少酔ってはいたけれど、そんなの理由にならないくらい、彼女がほしくて仕方なかった。

「え……?」

 とろんとした表情の吉木に笑いかけ、立ち上がった。

 


 





 
 ホテルの高層階にある客室に吉木を連れ込み、部屋の豪華さや眺望の美しさを気にする暇もなく押し倒した。

 ワンピースのファスナーを下ろしながら耳たぶにキスをする。

 すると、薄い耳たぶから小さな真珠のイヤリングが外れシーツの上に落ちた。

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