予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 今まで付き合った女性たちの過去の恋愛にはなんの興味も嫉妬も抱かなかったのに、どうしてだろう。

 吉木の肌にはじめて触れるのが自分なんだと思うだけで、いとおしさと高揚感がわきあがる。

 俺の愛撫にいちいち驚き、必死に声をこらえる表情がかわいくてしかたない。

 仕事中は落ち着いていて冷静な彼女が、突然キスをねだってきたと思えば、こんなにも初心で純粋な反応を見せる。

 吉木がなにを考えているのかさっぱりわからないけれど、振り回されるのがちっとも不快じゃなかった。
 
 むしろ、もっと彼女のことを知りたい。
 
 吉木がうるんだ視線をこちらに向けた。

「こわいなら、やめるか?」

 本当は今すぐ彼女とつながりたいのに、必死に欲望を押し殺して落ち着いた声でたずねる。

 すると吉木は顔を真っ赤にしながら、ふるふると首を横に振った。

「やめないでください……」

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