予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
「これから生まれてくるんですから、年齢差は五十歳以上ですよ。そんな老人に、かわいい娘をやれるわけないでしょう」
「老人って、ひどいなぁ。ボクは今でもダンディなおじ様だって若い子たちにもてもてなんだよ?」

 言い合いを始めたふたりに苦笑しながら、「まぁまぁ」とたしなめる。

「女の子が生まれると決まったわけでもないのに、気が早すぎます」
「そうですよ。それに今は楽しくおしゃべりしている場合じゃありません」

 私の言葉に、冷静な声がかさなった。

 男性秘書の長江さんが冷めた目で私たちを見ていた。

「社長、そろそろ講演の準備に入ってください」

 そうだった。

 これから柊人さんはHAMASAKIの社長としてこの大きなフォーラムで講演をするんだった。

「すみません。私のせいで時間をとらせてしまって」

 謝りながら頼まれていたタブレットを取り出す。

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