予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 こんな小さな体から発せられているのが信じられないくらい、力強い泣き声だった。


 
 安堵と感動が同時に押し寄せてきて、また涙がこみあげる。

 視界が涙でキラキラとにじみ、世界が一気に鮮やかになったような気がした。


「よかった……」

 そうつぶやくと、柊人さんが私の頭をなでてくれた。

「よくがんばったな、香澄。ありがとう」

 お礼を言いたいのは私の方だ。

 そう思いながら首を横に振る。


 
 この子を妊娠しているとわかったとき、柊人さんに知らせずひとりで産もうと考えていた自分は、どんなに浅はかで世間知らずだったんだろう。
 
 柊人さんがいなかったら、私はきっと耐えられなかった。

 彼がいつも支えてくれたから頑張れた。


 
 感謝の気持ちを伝えたかったけれど、言葉にならず涙だけがあふれる。

「かわいい女の子ですよ」

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