予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 気持ちよさに身をよじると、長い指が私の服の中にもぐり、ゆっくりと愛撫を深くしていく。
 

 彼の指に理性が崩され、じわじわと侵食されていく。

 甘い言葉と指と唇で篭絡され、自分が自分じゃなくなっていく感覚。

 そんなの、生まれてはじめてだった。


 
 実の父にすら必要とされず、見向きもされなかった私を、社長はまるで繊細な宝物に触れるかのように、優しく甘やかしてくれた。



 うっすらと目を開けば、端整な顔がこちらを見下ろしていた。

 その美しく強いまなざしが胸を貫く。


 
 ずっと憧れていた社長に抱かれている。そう実感して心が震えた。
 
 もうこれだけで十分すぎるほど幸せだと思った。



 







 
 次の日。
 

 私が目を覚ますと、すでに社長はいなかった。



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