予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 あんないやらしいことをした翌朝に、どんな会話をすればいいのかわからなかったから、彼がいないことに少しほっとしつつ、寂しさもわいてくる。
 
 ゆっくりと起き上がると、体の奥がきゅんときしんだ。

 はじめて感じるその痛みに、夢じゃなかったんだと実感する。

 
 無意識に、私に覆いかぶさる社長の色っぽい表情が思い浮かんで、頬が熱くなる。

「ど、どうしよう……っ!」

 月曜から、一体どんな顔をして社長と仕事をすればいいんだろう……!


 ひとりベッドの上でじたばたしていると、ベッドサイドにメッセージが残されているのに気が付いた。


 綺麗な右上がりの文字で、眠る私を残し先に帰ることへの詫びが書かれている。

 社長らしい、簡潔で短い文章だった。


 そしてその横に数枚のお札が置かれているのを見た瞬間、冷や水を浴びせられたかのように一気に心臓が凍り付いた。


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