■王とメイドの切ない恋物語■
「1、2、3~、1、2、3~」
私たちは、星空の下、10分ほど踊った。
「リリア、大分うまくなってきたね」
トーマ様が、踊りながら優しく私を見つめた。
「トーマ様の教え方が上手なんですよ」
あぁ すごい幸せだよ・・
私も微笑んだ。
幸せな時間は、あっという間に過ぎ去った。
「トーマ様、ありがとうございました」
私は深々と頭を下げた。
「いや、私の方こそありがとう。楽しかったよ」
と、トーマ様は笑った。
二人で椅子に座り、休憩することにした。
「星が綺麗ですね」
「そうだな」
まるで、恋人のような会話。
時折吹く風が、心地いい。
こうやって二人で過ごせる時間は、本当に貴重だし、大切にしたい。
私は、幸せを噛み締めた。
しばらくして
「では、そろそろ行くか」
トーマ様が、立ち上がった。
「はい」
すごい名残惜しいけど、私も立ち上がり後に続いた。
その時、
「きゃっ」
もう少しで扉というところで、少しあった段差に、つまずいてしまった。
ころぶっっ
が、転ぶ前にトーマ様がすばやく片ひざをついて、抱きとめてくれた。
ふわっと抱き締められ、心臓が破裂しそうになる。
「あっ ありがとうございます」
私は、あわてて立ち上がろうとする。
でも、トーマ様はまだ、私を抱き締めたままだ。
「え?あの?トーマ様…?」
「リリア…少しこうしてていいか?」
ドクン
私の胸が大きく鳴った。
私は、「はい」と、うなづくだけで精一杯だった。
私たちは、星空の下、10分ほど踊った。
「リリア、大分うまくなってきたね」
トーマ様が、踊りながら優しく私を見つめた。
「トーマ様の教え方が上手なんですよ」
あぁ すごい幸せだよ・・
私も微笑んだ。
幸せな時間は、あっという間に過ぎ去った。
「トーマ様、ありがとうございました」
私は深々と頭を下げた。
「いや、私の方こそありがとう。楽しかったよ」
と、トーマ様は笑った。
二人で椅子に座り、休憩することにした。
「星が綺麗ですね」
「そうだな」
まるで、恋人のような会話。
時折吹く風が、心地いい。
こうやって二人で過ごせる時間は、本当に貴重だし、大切にしたい。
私は、幸せを噛み締めた。
しばらくして
「では、そろそろ行くか」
トーマ様が、立ち上がった。
「はい」
すごい名残惜しいけど、私も立ち上がり後に続いた。
その時、
「きゃっ」
もう少しで扉というところで、少しあった段差に、つまずいてしまった。
ころぶっっ
が、転ぶ前にトーマ様がすばやく片ひざをついて、抱きとめてくれた。
ふわっと抱き締められ、心臓が破裂しそうになる。
「あっ ありがとうございます」
私は、あわてて立ち上がろうとする。
でも、トーマ様はまだ、私を抱き締めたままだ。
「え?あの?トーマ様…?」
「リリア…少しこうしてていいか?」
ドクン
私の胸が大きく鳴った。
私は、「はい」と、うなづくだけで精一杯だった。