■王とメイドの切ない恋物語■
待ち合わせの時間になったので、玄関に向かう。

ジュリアは、先に着いてたみたいだ。

「ジュリア」

「あ、リリア」

私は、手を振ってかけよった。

ジュリアとは、あまり話したことないから、何を話
していいかわからない。

ジュリアも同じみたいだ。




ちょっと気まずい時間が過ぎ、トーマ様の従兄弟が到着した。

「お待ちしておりました、ラノス様」

私と、ジュリアが礼をした。

「ありがとう、じゃあ行こうか」

私達は、ラノス様の荷物を受け取り、トーマ様の部屋に向かった。



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