■王とメイドの切ない恋物語■
しばらくして、医者が顔を上げた。
部屋に緊張が走る。
「もう大丈夫!傷口は何ヶ所か開いてしまったけど、また、しばらく安静にしとけば、回復するわ」
部屋中に、ドッと歓声が起こった。
「よかったよぉ」
声が震え、涙が、ポロポロこぼれる。
「うんうん」
チチリさんは、私の頭を撫でてくれた。
その時、
バン!
と、部屋の扉が開いた。
エリックが、息を切らして立っている。
「王は!?王は、無事なのか!?」
私は、ゆっくり、頷いた。
「そうか、よかったぁ~」
と、エリックは、その場に座り込んだ。
私は、エリックのそばに歩いていった。
「エリック、本当にありがとう」
「あんた、凄いじゃん!」
チチリさんも笑う。
「いやいや、王が、刃物を叩き落としてくれたから、出来たみたいなもんだよ」
優しい眼差しで、ちらっとトーマ様を見て、
「やっぱ王は、すげえな。あんな体で、よくリリアを助けたよな。愛だねぇー」
エリックは笑った。
「本当、本当」
そう頷くチチリさんも笑顔だった。
部屋に緊張が走る。
「もう大丈夫!傷口は何ヶ所か開いてしまったけど、また、しばらく安静にしとけば、回復するわ」
部屋中に、ドッと歓声が起こった。
「よかったよぉ」
声が震え、涙が、ポロポロこぼれる。
「うんうん」
チチリさんは、私の頭を撫でてくれた。
その時、
バン!
と、部屋の扉が開いた。
エリックが、息を切らして立っている。
「王は!?王は、無事なのか!?」
私は、ゆっくり、頷いた。
「そうか、よかったぁ~」
と、エリックは、その場に座り込んだ。
私は、エリックのそばに歩いていった。
「エリック、本当にありがとう」
「あんた、凄いじゃん!」
チチリさんも笑う。
「いやいや、王が、刃物を叩き落としてくれたから、出来たみたいなもんだよ」
優しい眼差しで、ちらっとトーマ様を見て、
「やっぱ王は、すげえな。あんな体で、よくリリアを助けたよな。愛だねぇー」
エリックは笑った。
「本当、本当」
そう頷くチチリさんも笑顔だった。