両極端な君と
「あぁ、やっぱり…!奏(そう)から、
あ、奏って言うのは私の幼馴染みなんだ
けどね、未都さんにお世話になって
いるみたいで、良く話してて、
同い年のお孫さんが東京にいるって
聞いて…って、あ、噂をしたら奏!」
カサッ、カサッ
後ろから足音が聞こえて
美月さんの呼ぶ声の方に振り向くと
"奏"と呼ばれた人と目が合う。
ドクンッ。
そこには昼間意図せず、シャッターの
瞬間、私のカメラに収めてしまった
彼の姿が…って背高っ。
自転車に乗っていたから等身大が
分からなかったが180cm以上は
あるだろう身長で、私の隣に並び
凝視される。
(うわ、さっきの一瞬でも破壊力
半端なかったけど、間近で見ると
更にヤバい…)
「……美月、この人誰?」
硬直状態の私の頭上から声が降ってくる。
「未都さんの所のお孫さんだって。
ほら、東京に居るって言ってた!
お使いを頼まれたみたいなんだけど
道に迷っちゃったみたいで、そこで
遭遇したの、ねっ?」
美月さんの投げ掛けた透き通る声で
我に返り、2人から視線を浴びる。
あ、奏って言うのは私の幼馴染みなんだ
けどね、未都さんにお世話になって
いるみたいで、良く話してて、
同い年のお孫さんが東京にいるって
聞いて…って、あ、噂をしたら奏!」
カサッ、カサッ
後ろから足音が聞こえて
美月さんの呼ぶ声の方に振り向くと
"奏"と呼ばれた人と目が合う。
ドクンッ。
そこには昼間意図せず、シャッターの
瞬間、私のカメラに収めてしまった
彼の姿が…って背高っ。
自転車に乗っていたから等身大が
分からなかったが180cm以上は
あるだろう身長で、私の隣に並び
凝視される。
(うわ、さっきの一瞬でも破壊力
半端なかったけど、間近で見ると
更にヤバい…)
「……美月、この人誰?」
硬直状態の私の頭上から声が降ってくる。
「未都さんの所のお孫さんだって。
ほら、東京に居るって言ってた!
お使いを頼まれたみたいなんだけど
道に迷っちゃったみたいで、そこで
遭遇したの、ねっ?」
美月さんの投げ掛けた透き通る声で
我に返り、2人から視線を浴びる。