小悪魔王子に見つかりました

「今、1組何位?」

「6位」

「え、まじかやばいじゃん」

「いやこんなもんだろ。最初は女子ペアで固めるって作戦だし」

「ここから巻き返しあるって」

何組かが走り出してから、クラスメイトの小さな会話が耳に入る。

1組から6組まである中の6位。
てことは最下位ということだ。

お願い、頑張って!!
いや、みんなもうすでに十分頑張っているんだけど!!

「おっとー!ここでトップの3組、失速か!どうやらタイミングが合わなくなったようです、っ、と、それを4組が追い抜くー!現在トップは4組になりました!」

ドンドンドンという応援団の太鼓の音と、あちこちから飛び交う声援。

祈るようにギュッと両手を握る。

「一体どのクラスが優勝するのでしょうか!最後まで目が離せませんっ!!」
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