イジワル御曹司は偽のフィアンセ様❤︎
「ちなみに汐田は離婚歴あるけど、私は偶然他人からしらされて最初はショックだったわ。だけど彼は、付き合う時にちゃんと話してくれたのよ。秘密を告白するのってタイミングもあるのよ」

今日は驚きの連続だ。

だけど田辺さんは汐田課長のことを心から信頼しているから長く付き合えてるんだ。
私たちもそうなればいいけど……。

モヤモヤが完全に解消されないまま5日が過ぎた。
最近の専務はすごく忙しい。
これから立ち上げる大きなプロジェクトに携わっている。
メールや電話はあるが、一緒に会えない日々が続いていた。
明日は土曜日だから会えるかな? と淡い期待をしていたが、用事があるらしく、デートはお預けだった。
もし会えたら勇気を出して聞いてみようと思ったけど……。
やっぱりまだその時期じゃないのだ。
この日私は、本を買いに駅前の大きな書店へと向かっていた。
改札を出るとたくさんの人が行き交っていた。
ふと目の前に専務の車とにたような車種の車が止まっていた。
似ているなと何気に見てると車の運転席から誰かが降りてきた。
どんな人だろうと視線を向けると、それは専務だった。
こんな偶然あるの? 
嬉しくて車に近づこうと思った時だった。
綺麗な女性と小さな子供が専務に近づいてきた。
そして専務は子供を抱き上げた。
子供と専務は仲良さそうに笑顔を向けていた。
まさか!
綾の話していたことは……本当だったの?


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