契約夫婦の蜜夜事情~エリート社長はかりそめ妻を独占したくて堪らない~
「晴香、ほらもっと口開けて。…慣れてるところみせないと」
「んっ…、あ…」
キスの合間の責めるような孝也の言葉が晴香の頭に甘く響く。巧みな孝也の攻撃に、晴香は息も絶え絶えになりながら懸命に彼にすがりつく。
晴香がつい言ってしまった些細な見栄の代償は思ったよりも大きかった。シャワーを浴びて寝室へ来た晴香はすぐに孝也に捕まって、キングサイズのベッドの上で壁に押し付けられて、追い詰められるようにキスを受け続けている。それはまるで経験抱負なのだと嘘をついた晴香を罰するように激しかった。
本当は慣れないその行為に、少し怯える晴香の逃げ道を塞ぎ、入り込み、真実を暴いてやると責め立てる。
弁解の機会を与えられることもないままに、晴香の頭の中は孝也でいっぱいになってゆく…。
「んっ…、ま…待って、孝也」
わずかに与えられる息継ぎに、懇願の言葉を口にすると、孝也が一瞬ぴたりと止まった。そして射抜くような視線を至近距離から晴香に送る。
「なに? 晴香。昔の彼氏の中にはこんなことをする人もいなかった?」
晴香の言葉をなぞらえて、追い討ちをかける孝也の言葉に、晴香の背中がぞくりと震える。
彼が見せる嫉妬にも似た独占欲に、晴香の心は震えるほどの喜びを感じた。
…自分はもう落ちている。
晴香がそれを確信した時、再びキスが開始された。
「ん…んんっ」
晴香の身体は火がついたみたいに熱くなる。その熱が行き場を探して身体中を駆け巡る感覚に、晴香は身悶えをして懸命に耐えた。
恥ずかしくてたまらないのに、自分の意志では止められない衝動に、ただ戸惑うばかりだった。
「んっ…、あ…」
キスの合間の責めるような孝也の言葉が晴香の頭に甘く響く。巧みな孝也の攻撃に、晴香は息も絶え絶えになりながら懸命に彼にすがりつく。
晴香がつい言ってしまった些細な見栄の代償は思ったよりも大きかった。シャワーを浴びて寝室へ来た晴香はすぐに孝也に捕まって、キングサイズのベッドの上で壁に押し付けられて、追い詰められるようにキスを受け続けている。それはまるで経験抱負なのだと嘘をついた晴香を罰するように激しかった。
本当は慣れないその行為に、少し怯える晴香の逃げ道を塞ぎ、入り込み、真実を暴いてやると責め立てる。
弁解の機会を与えられることもないままに、晴香の頭の中は孝也でいっぱいになってゆく…。
「んっ…、ま…待って、孝也」
わずかに与えられる息継ぎに、懇願の言葉を口にすると、孝也が一瞬ぴたりと止まった。そして射抜くような視線を至近距離から晴香に送る。
「なに? 晴香。昔の彼氏の中にはこんなことをする人もいなかった?」
晴香の言葉をなぞらえて、追い討ちをかける孝也の言葉に、晴香の背中がぞくりと震える。
彼が見せる嫉妬にも似た独占欲に、晴香の心は震えるほどの喜びを感じた。
…自分はもう落ちている。
晴香がそれを確信した時、再びキスが開始された。
「ん…んんっ」
晴香の身体は火がついたみたいに熱くなる。その熱が行き場を探して身体中を駆け巡る感覚に、晴香は身悶えをして懸命に耐えた。
恥ずかしくてたまらないのに、自分の意志では止められない衝動に、ただ戸惑うばかりだった。