契約夫婦の蜜夜事情~エリート社長はかりそめ妻を独占したくて堪らない~
そのためなら、みんなが嫌がる現地の草刈りも進んでやったっていいくらいだ。
実はさっき、ここが孝也の部屋だと分かった時から晴香は部屋を見てみたいと思っていた。でも入居前の部屋ならともかく、すでに住んでいる部屋を見せてくれというのは少々マナー違反のような気がして、黙っていたのに。
「なんでわかったの…?」
晴香が言うと、
「そりゃわかるよ!」
と孝也が声をあげた。そしてそのまま、はははと声をあげて笑っている。
晴香は少し憮然として、でもこの際だからと開き直ることにした。
「そりゃあ、『タワーザレジデンスミライ』の中に入る機会なんてそうそうはないもの。見てみたいって思うのはあたりまえよ。想像以上に素敵だし…」
そう言ってチラリと孝也を見る。
孝也が眉を上げて、ニヤリとした。
「いいよ。見てみる?」
「本当?!」
晴香は思わず身を乗り出して、でも待てよと思い直した。
実はさっき、ここが孝也の部屋だと分かった時から晴香は部屋を見てみたいと思っていた。でも入居前の部屋ならともかく、すでに住んでいる部屋を見せてくれというのは少々マナー違反のような気がして、黙っていたのに。
「なんでわかったの…?」
晴香が言うと、
「そりゃわかるよ!」
と孝也が声をあげた。そしてそのまま、はははと声をあげて笑っている。
晴香は少し憮然として、でもこの際だからと開き直ることにした。
「そりゃあ、『タワーザレジデンスミライ』の中に入る機会なんてそうそうはないもの。見てみたいって思うのはあたりまえよ。想像以上に素敵だし…」
そう言ってチラリと孝也を見る。
孝也が眉を上げて、ニヤリとした。
「いいよ。見てみる?」
「本当?!」
晴香は思わず身を乗り出して、でも待てよと思い直した。