契約夫婦の蜜夜事情~エリート社長はかりそめ妻を独占したくて堪らない~
「でも、あの…。年頃の男の子の部屋なんだから、見られたくない物だってあるんじゃないの?」
孝也がまた吹き出した。
「なんだよそれ!!」
高い天井に孝也の笑い声がはははと響く。晴香は「だって」と声をあげた。
健太郎がまだ家にいた頃、あまりに部屋がぐちゃぐちゃなので掃除をしてやろうと思って勝手に入ったことがある。
そしたら健太郎はすごく怒って、年頃の男には見られたくないものがたくさんあるんだと言った。
だからそれ以来、晴香は健太郎の部屋に入ることはしなくなった。
…でもよく考えてみると、あれは高校生の頃の話だったかもしれない。
孝也が笑いながら、立ち上がった。
「見られたくないものなんてないから、大丈夫。ほら、おいで。案内するよ」
孝也がまた吹き出した。
「なんだよそれ!!」
高い天井に孝也の笑い声がはははと響く。晴香は「だって」と声をあげた。
健太郎がまだ家にいた頃、あまりに部屋がぐちゃぐちゃなので掃除をしてやろうと思って勝手に入ったことがある。
そしたら健太郎はすごく怒って、年頃の男には見られたくないものがたくさんあるんだと言った。
だからそれ以来、晴香は健太郎の部屋に入ることはしなくなった。
…でもよく考えてみると、あれは高校生の頃の話だったかもしれない。
孝也が笑いながら、立ち上がった。
「見られたくないものなんてないから、大丈夫。ほら、おいで。案内するよ」