俺様社長と溺愛婚前同居!?
「今日も朝食抜きだったんですか?」
「そうなんだよ。プロテインだけ飲んできた」
京本さんは、この会社を立ち上げメンバーだと聞いた。
美容メンテナンスが趣味だという京本さんは、ハーフのような顔立ちをしている美しい人だ。女性顔負けの麗しさで見惚れてしまう。
彼がにこっと微笑むと何百万円とかけたというセラミックの白い歯が覗く。
「結花ちゃんが俺の家にいてくれたら……美味しいご飯を食べさせてくれるんだろうな」
「え……?」
おしゃべりをしながらキッチンで豚肉を焼く準備をしていると、すぐ側に彼の気配を感じて振り向く。
「結花ちゃんのこのぷにぷにの腕……罪だよねえ……」
ぷにぷにと言われたことにショックを受けて、慌てて自分の二の腕に視線を落とす。
HANAと書かれたエプロンの下に着ているのは、シンプルな白の半袖Tシャツ。
そこまで短いシャツを着ていたつもりじゃなかったけど、言われてみれば腕が少し見えている。
肌を晒していることが不快だったのかもしれない、と急いで隠す。
「すみません、太い腕を出していて……」
「そうじゃないよ。可愛いってこと」
「いやいや……太いことは、重々自覚しています……」