俺様社長と溺愛婚前同居!?
一緒にいる時間は楽しいし、一緒にいる時間が増えるたびに、もっと賢人さんのことを知りたいと思う。
賢人さんが私の気持ちをないがしろにしているようには感じていない。
お互い納得の上、結婚を決めた。
だから、賢人さんは悪くない。
「そんなことない! 私と賢人さんは、ちゃんと想い合って結婚するんです」
「結花さん……」
「だから、これ以上私たちのことを詮索しないでください。温かく見守ってほしいです」
賢人さんに駆け寄って、彼の腕にぎゅっとしがみつく。ちゃんと好き同士なのだと見せるために。
「結花さん、社長のこと……好きなんですか?」
好きなんですか、と質問されて、一瞬言葉に詰まりそうになる。
好き……って、言って嫌がられないかな?
賢人さんのこと、最初は怖い社長さんだと思ってた。だけど一緒にいる時間が増えていくたびに、優しい一面を知っていって、距離が近づいていくと怖い気持ちはなくなって。
苦手……だったけど、最初から嫌いじゃなかった。
尊敬できる人だし、私とは住む世界の違う人だから優しくしてもらえないのも当然だと思ってた。
だけど……今は。
「はい、好きです」
「そう……ですか」
がっくりと肩を落として櫻井さんは、大きく息を吐いたあと、賢人さんのほうを見据えた。