俺様社長と溺愛婚前同居!?

 料理を渡すとすぐに家に戻る。隙間時間を利用して、上手に仕事ができたことに満足して、私と賢人さんの晩御飯の仕上げに移る。

「はやく帰ってこないかな……」

 気がつけば、賢人さんのことばかり考えている。

 今日は何を話そう?

 ご飯、美味しいって言ってくれるかな?

 次の休みは、どこに行くのかな?

 そんなことを考えると、自然と顔がにやけてくる。

 幸せがいっぱいで、順調な毎日が信じられない。今までに味わったことのない感覚に戸惑いつつも、今は素直に喜びを感じようと思う。
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