俺様社長と溺愛婚前同居!?
「……っ」
か、格好いい……っ!
いつもはパリッとしたビジネスマンなのに、プライベートの賢人さんはゆるい雰囲気。そのギャップに胸が大きく高鳴る。
「何、どうした?」
「い、いえ……っ、何でもありません……!!」
頬が熱い。きっと私、今、頬が赤いような気がする。
でもドキドキしているなんてバレたら、迷惑に思われるかもしれない、と必死で冷静を装った。……声が裏返ってしまったけど。
「……? 変な奴だな。ま、いいや。あがって」
「おじゃまします」
玄関も私の部屋くらいあるんじゃないかと思うほど大きい。一足も靴が出ていなくて、隅々まで綺麗だ。
賢人さんって、綺麗好きなのかな……?
一緒に生活をして、ここまで綺麗に保てるか心配になってきた。
トイレやバスルームを案内されながら、彼のあとについてそろそろと長い廊下を歩いていくと奥にリビングが現れる。
グレーやネイビーで統一されたモデルルームのようなインテリアに息を呑んだ。
「わ……すごい」
センスの良さに感動しながら、更に奥へ進む。ダイニングルームの奥にある広々としたキッチンは、塵ひとつ落ちていない。
三口のガスコンロが目に入って、一目散に駆け寄る。