想い人
【日課】

あれから一週間。
毎日この場所に来て、
時間を過ごしていた。

私の秘密基地

メッセージは毎日残してる。

そして、変わったのは、
小さな字で返信のような、一言が。


誰かはわからないけど、それも楽しみだったのかもしれない。

いつものように、ほとんど誰も来ない。

それも、嬉しかった。


その時、バイクの音がした。


「やばい
隠れなきゃ」


思わずかくれると、誰かが階段を上がってくる。


『あかりーー

いるんだろーー

出てこいよ。』


啓吾先輩。

「なんだー
びっくりした。
啓吾先輩驚かさないで下さいよ。」


『あかり、
ここは、もともと俺の場所だよ』

「あっ。

そうでした。


私の秘密基地ーーーーー。

」

あかりの言葉に
爆笑する啓吾先輩


「なんで笑うんですか。
」

『お前、高校生にもなって秘密基地って』


たしかに。

センスないな私


『ところでさ、何であかり、屋上にこねぇーの?俺、返すって。ちゃんと書いただろ。』

えっ?

「あれって、啓吾先輩だったの?
もしかして、母親の弁当うまくなれ?も?」


『あかり

勝手にみたのかよ』


『それはそうと、屋上に三奈連れていくのやめたから。あかりの居場所とってごめんな。』


「えっ
いいの??
もともとは先輩の場所だったんじゃん。」


『そうだよ。屋上も俺の場所だった。
だけど、いつも、静かに弁当食ってるのに、あの時の独り言がおもしろすぎて、思わず声かけちゃった。』

そうだったんだ。

「月曜日から、屋上つかっていい?今度は静かにたべる。
いつもは、音楽ききながらだったから」

『音楽すきなの?
だったら、俺のCD貸してやろうか?』

あかりは、嬉しくて
「貸して貸して」


思わずはしゃいだ。
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