【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―



それからエレベーターに乗った私たちは

五十四階にある、ミシュランにも掲載されているセレブ御用達の高級レストランにやってきた。

まさかこんなところで食事をするなんて、思いもよらなかった。


「⋯⋯すごい」

エレベーターを降りてホールを抜けた途端、私たちの過ごすフロアとは似つかない、きらびやかな空間広がっていた。

店内は、まさにオフィスフロアとは別世界。

アンティーク調のシャンデリアがほどよい夜の雰囲気を作り、広大なガラス窓に沿ってシルクのクロスが敷かれた円卓がいつくも並べられていた。

そして、店内の灯りが淡く調整されており、窓の外に広がる都内の夜景が、星が降っているかのように美しい。
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