【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

色んな顔を持っている王子様。

優雅な紳士だったり

意地悪な顔をしたり

ちょっと強引だったり

突然プロポーズをしてきたり


こんな素敵な人に特別扱いされたら、

そのうち自分がお姫様になったんじゃないかと、勘違いしてしまいそう。

お姫様どころか、お見合いパーティにいったときは、男性から一線引かれて嫌悪されていたのに⋯⋯

例え気まぐれでも、こんな私を相手にするなんて変わってる。


本当に⋯⋯変わってる。


少しだけ躊躇しながらも、私は差し出された手にそっと手のひらを乗せた。


「私なんかで、よければ⋯⋯」


大きな手は私の手を丁寧に掴むと、恭しく持ち上げて、手の甲に唇を押し付けた。


「では⋯⋯来美、参りましょう」


私はまだ、今朝の夢の続きを見ているのかもしれない。


――――――


< 99 / 489 >

この作品をシェア

pagetop