【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「変な嘘つかないでよ。」
研究室に戻るなり、私は持ってきた箱を開封している園部を睨みつけた。
「別にいいだろ。どうせお前予定ねぇんだから。」
「⋯⋯あるかもしれないでしょ。それに営業部の先輩に目つけられるのは嫌だよ」
食ってかかる私に、美来ちゃんが「まぁまぁ」と仲裁を入れる。
「真島先輩のおかげで、園部先輩も断れたんですもん。眼鏡様々ですよぉ。」
眼鏡は違うでしょ。
「てか、園部先輩本当に行かないんすか? 俺参加するんで、行きましょうよ。可愛い子いっぱい来るって聞きますし」
「行かねぇよ。⋯⋯興味ねぇ」
園部は粉粒機器の調整をする横山くんに言い捨てる。
今年の新入社員でも横山君は、期待のホープと言われていて、短髪のスッキリした塩顔イケメン。
そして、私の隣で原料を準備しながらシクシク泣いていているのは、美来ちゃんと同期でひょっとこ似ている緑川くん。