【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「真島先輩」
鏡を見てボーッとしていたら、美来ちゃんが化粧室にやってきた。
「もしかして酔いました? 大丈夫ですかぁ?」
「大丈夫。ちょっと火照っただけ」
そう言ってハンカチを戻そうとしたところで、ポケットのスマホが点滅してることに気づいた。
え⋯⋯?
「なら、外行きますかぁ? 園部先輩たちに伝えておきますよぉ⋯⋯って先輩?」
「ー―――」
着信が1件
続けてアプリにメッセージが入っていた。
『海外出張が入り、しばらく勉強会は出来なそうだ。深夜の便で経つから、その前に少しでもいいから会いたい。』
来ていたのは2時間も前。
数日前に会ったこともあり、全然スマホを見ていなかった。
いつも電話なんてしてこないのに、何かあったのかな。
漆鷲社長⋯⋯。