【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
え⋯⋯。
一瞬、驚いて声が出なかったものの、振り返った先にいたのはいつか見た、黒づく目の男性。
すぐにわかった。
「社長⋯⋯」
光沢のあるブラックスーツ。
英国紳士のような帽子。
色の濃いサングラスにマスク。
彼の魅力全てが隠されているため、表情は見えないけど。
甘い花のような香りが鼻孔をくすぐる。
社長の香り。
彼を目の前にしただけで、私の心が激しく揺れる。