【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
社長が好き⋯⋯。
どうしよもなく好き。
だめだ、だめだって思うのに、
愛しい気持ちに気付いた途端、感情が自分のものではないみたいに、制御しきれなくなっている。
もうこんなことははじめてだ。
「⋯⋯わかりました。」
あぁ、言ってしまった。
「気をつけて行ってきて下さい。ニンジンになるかはわかりませんが⋯⋯ふっ」
ってなに笑ってるんだ、私⋯⋯
こんなんじゃだめなのに。
内心動揺と葛藤しつつも、漆鷲社長がニンジンに食いついている姿が浮かんできて、あまりにも可愛くてフフッと吹き出してしまった。
ワインや高級食材、宝石、そんなきらびやかで華やかなものに囲まれていそうな社長。
本来だったら私が隣にいるのはおかしいのは、わかってるけど。
でも、もう少しだけこの王子様に恋をしていたい。
願いにも似た感情を秘めながら、笑い合う。