【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「うん。ちゃんと打ち勝ったから大丈夫」
と、よくわからないことを爽やかに言ってみせる。
ホッとしてる姿を見て、とりあえず喜ばしいことだと認識した私は「そうですか」とだけ言っておいた。
うんうん、勝ったなら良かった。
だからいい加減退いて下さい⋯⋯。
っほんとに、もう体力の限界で、腕と腹筋がぷるぷるなんですが⋯⋯。
社長のシャツに、「あ、あのぅ」とうったえるように片手を伸ばすと、察した社長はニッコリと、私の頭の後ろと背中に腕いれて。
そして身体を起こしてくれ―――
るではなく、何故かそのまま横たえた。
ん⋯⋯?
それから、純真無垢な天使のような笑顔を浮かべて、倒れ込んで来るようにのしかかると、私の頬を包み込む。