【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
その途端、社長は、雷に打たれたように動きを止めてしまい、じっとこちらを見たままピクリとも動かなくなった。
まるで石化したかのように、瞬きすらもせず、碧色の瞳をカッ開いて、大真面目な表情。
まるで審議でもしてるようだ。
ど、どうしたの⋯⋯?
逃げようにも、半分のしかかられている上に、身体を肘のみで支えている、非常にアンバランスで体力的に厳しい状態。
社長が退いてくれないと動くこともままならない私は、腕と腹筋に力を入れて、じっとその姿を見守っていた。
すると、じきに呪文や念仏のようなものが聞こえてきて
「――耐えるべきか――⋯⋯いや途中までなら―――いやいや、信用を――」
ぶつぶつ言ってる。
「――そろそろ島田も――⋯⋯だよな――――うん――――」
えっと⋯⋯この態勢もそろそろ限界なんですが。
でも、このままだと、なかなか終わる様子がないし。
「⋯⋯あの社長?」
「――あぁ ごめん」
勇気を出して声をかけると、我に返った社長は優しい笑顔を見せて、私の頬をすりすりと大きな手で撫でてくれた。
そして、ふんわりとしたブロンドヘア―をキラリ⋯と後ろへ流しながら、