【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

色素の薄い漆鷲社長が一面の夜景に浮きだち、キラキラ輝いて見える。

甘い顔立ちの中にある、上品で高貴な雰囲気。

穏やかで柔らかい物言いと、紳士的な態度。

いつも遠くから見ていた雲の上の人が⋯⋯

そんな人が目の前にいるだなんて、

それも、今まで手当てしていただなんて、何か信じられない。


戦後最大と言われる旧漆鷲財閥の跡取りで、この会社の社長であれば『クビだ』と言える立場。

なのに、全く高圧的な態度を取らないどころか、“あんな格好”で、帰宅路で待ち受ける女子社員を回避しようとしていたらしい。

意外な事実に驚いたけど、普段のスマートな姿しか知らない私はキュンとしてしまった。

そして、あのとき混乱している私を

「大丈夫だから」

と頭を撫でて慰めてくれた彼は、

女子社員が待ち伏せしてでも近づきたい、まさに女のコの理想の塊に違いない。

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