【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「ちなみに園部先輩は今日提出したって言ってましたよぉ」
「え⋯⋯ほんとに?」
「今年もいただきだ!って高笑いしてました。」
くぅ⋯⋯あいつなら言いそうだ。
焦りが募りそうになるのをぐっと堪えて
「まぁ、無理に考えても仕方ないから、今夜部屋でも片付けながら、過去の商品開発の資料でも見てみる」
と、残り最後だった卵焼きを口に放り込んだ。
自宅のテーブルの上には、資料やファイル、雑誌、パソコンが二週間ほど出しっぱなしになっているし。
あれはそろそろ片付けないと、さすがにやばい。
掃除だってしてないし、終わったら社長から借りたファイルを見て―――⋯⋯
そんなことを考えていると、美来ちゃんが難しい顔をしている事に気づいた。
「どうしたの? 美来ちゃん?」
「いえ、過去の商品開発なんて⋯⋯自宅でどうやってみるんだろう?と思いまして」
「――?!」