【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―


すると、美しく花開いたひまわりのような笑顔が私をうつし、


「ありがとう 来美」


泣きたくなるくらい心臓がギュッとなった。


あぁ好き⋯⋯


人を好きになるって、こんなに胸を切なくするんだ。

嬉しい顔を見ただけでこんな気持ちになるなんて、考えられなかった。


そんな感動に浸っていると、大きな手が私の指先を握り直し


「じゃあ、お腹を空かせるために、今から少し身体を動かしてこようか。今日は色んなことをするよ」


太陽の下で眩しい笑顔を浮かべながら、先に見える木造の大きな建屋へと、私の手を引いて歩いてゆく。




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