【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「永斗ぼっちゃん、どうなさいますか?」
と、白馬に乗る永斗さんを伺う。
ぼっちゃん。
普通に呼ばれて、普通に返事をする人をはじめてみた。
と思いつつ、それ以上突っ込む余裕はなかった。
そこで、永斗さんは手慣れたように傍にやってくると、ひょいと白馬を降りた。
「なら、僕の馬に、もう一つ鞍(くら)をつけてくれる? 一緒に乗ってくる」
え⋯⋯一緒?
「あぁ、それがいいですね。ぼっちゃんの馬なら大人二人も余裕ですから」
ええ――?!
私の返事も聞かず二人は会話を進め、
管理人さんは永斗さんの引いている白馬に、二人乗り用の鞍をつけ始めてしまう。
いや、その方が安全なのはわかるけど、
わかるけど――――⋯⋯!