【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―


「⋯⋯あ、少し慣れてきたかもしれません」


草原をしばらく散歩したところで、少しだけコツを掴んだ私が声を上げると、クスクスの後ろから笑う気配がした。


「良かった。ならもう少しこのまま散歩しようか」

「乗馬で散歩だなんて、贅沢ですね」


とても楽しくて、心の底から笑みがこぼれる。


肩越しに振り向くと、優しく緩んだキラキラ輝く碧の瞳。

美しい風景。

私たちを囲むのは生命力溢れる草原。

少し先にはさっきの豪華な邸宅があって。

その反対側には、キラキラ輝くクリアケースのような建屋が見える。

それもひとつではない。いくつかある。

あれは、なんだろう

人が住むような場所では無さそうだけど。
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