【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
風景に集中していると、すりすりと頭のてっぺんに何かが触れる気配がした。
は?!
でも、永斗さんの両手は私の前で手綱握ってるよね?
なのに、なにかが私の頭をスリスリと触れる。
「スンスン⋯⋯」
え⋯⋯!?
「―――ちょ?!」
頭の上から、スンスンと香りを吸い込むような息遣いが聞こえて、私はフリーズした。
「⋯⋯来美の香りがする」
なにいってんの
そんな嬉しそうに顔埋めないで。
カーッと頬が真っ赤になる。