【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―

そんな大したシャンプーも使ってないし、

コロンだってつけてないのに、

一体なにが臭うの?!

⋯⋯汗臭いに決まってるでしょ。


馬の上でバタバタ暴れるわけにも行かないし


「やめてください。汗臭いですから⋯⋯」


私は首を振って小さく抵抗する。

もちろんそんなことでやめるような人ではないと

わかっているんだけど⋯⋯


「全然。いい香り。馬がびっくりするから暴れちゃダメだよ。もう少しあっちの方まで散歩してこよう」

「えええ⋯⋯」


意地悪な声色でいい退けると、彼は自分の気が済むまで散歩を続けた。




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