【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「たまに根が突き出てるところもあるから、足元気をつけてね」
「はい」
石畳の道の通路をどんどん奥へと進む。
永斗さんの言うとおり、たまに石を突き破って、根がもりあがっていたり、デコボコして危なかったりするけど。
その度にギュっと握られる優しい手。
「汗かいてるから離して下さい」なんて言っても
「危ないから」と言われて素直に従う私。
ああー
ほんと、ずるいな、私。
様々な花で彩られた、鮮やかなアーチを潜ると
太陽の光がより強く感じられるブースへと辿り着いた。
「うわぁ⋯⋯すごい数のバラ」
少し開けているこの空間には、色とりどりのバラの花が植えられていた。
赤や黄色、白。
それだけではなく、見たことない色もある⋯⋯。