【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
じーさん、忙しい⋯⋯
そうだ。
永斗さんのおじいさまは、漆鷲ホールディングスの現役の会長。
簡単にここに来れるわけがない。
本人のいない間に、他人の私がいいのかな⋯⋯?
なんて思いつつ―――
食用バラの味⋯⋯すごく気になる
好奇心に負けた私は
「色は⋯⋯永斗さんにお任せします。」
ペコペコと頭を下げた。
商品開発のアイディアにもつながるかもしれないしね。
なんて理由づけて。
「ふふっ、了解」
色素の薄い顔を甘くほころばせた永斗さんは、手慣れた手付きでバラを丁寧に切り取った。