【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
昼食は、漆鷲家お仕えのシェフが作った絶品イタリアン料理だった。
海の幸がふんだんに使用されたパスタ
新鮮な野菜が敷かれた彩り豊かなサラダ
そして、見た目だけでも楽しめてしまう、一口サイズの盛り合わせ。
ちょっと今後の仕事に役立ちそう、なんて思いながら私は記憶を引き出しにしまった。
もう、お腹いっぱいだ。
食べれない。
なんて思っていたのに――
「本日のデザートです」
まだあったの―――?!
白いコックコートを着た男性が、テーブルにケーキとカップを置く。
「ありがとうございます。」
こんなナリだけど一応女。デザートは別腹だ。
そして何度もいうが甘味は大好物。
上品なお皿には、生クリームたっぷりのショートケーキ。
その上にはバラの生の花弁と淡い桃色のソースが美しく散りばめられていた。