【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「なんで⋯⋯」
予想外のことに呆然としていた。
すると、キツく目を吊り上げた永斗さんがぐっと目の前に迫ってきて
「なんでじゃないよ⋯⋯どこに行ってたんだ! 心配するだろ!」
棒きれみたいに立っていた私を腕の中に力強く収めて、苦しそうに叫ぶ。
乱暴なまでの力にバッグ路上に投げ出され、痛いくらいの腕の力と衣類越し響く激しい鼓動を感じる。
でも、その大きな愛情に全てが引き戻されることに怯えた私は、力いっぱい突き放した。
「⋯⋯なんで追ってきたんですか⋯⋯。帰るって言ったじゃないですか」