【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
『代わりはいない』
そう言ってくれるなら――
いつまでもガチガチの頭で振りかざしていないで
いつまでも意固地になってないで
こんな私でいいと言ってくれるんだから。
そして、私は誰よりも永斗さんを好きなんだから。
ただ、それだけでいいよね?
それだけで。
何度もこうして救い上げてくれる彼に
今度は私が勇気を持って
歩み寄るべきなんだって。
やっと、気付かされた。
「――永斗さん⋯⋯」
「ん?」
祈りから目を覚ました女神のような彼は、眉をあげて「なに?」と私を見下ろした。
果てしなく戸惑う。
いざ口にしようとすると、ものすごく緊張する。
気持ちって何を伝えればいいんだろう。
どう言えば伝わるかな。
こ、恋すらしたことないしなぁ
でも。
そう考えていたはずなのに――――