【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「⋯⋯すきです⋯⋯」
闇の中でキラキラ輝く碧い瞳を追っていたら、魔法にかけられたように口を開いていた。
永斗さんが言葉を失っているのがわかる。
でも伝えたい⋯⋯。
「すきです⋯⋯永斗さんこと」
今まで、ごめんなさい。
勇気をふり絞った私は一歩踏み出して、固まってる彼のウエストにおそるおそる腕を回した。
「だいすきです⋯⋯」
だいすき。
だいすきで、だいすきで、だいすきで⋯⋯
苦しいくらいに、だいすきなの
狂ったように、焦ったようになんども告げた、
しだいに、震える手が背中に回り、息が止まるほど抱きしめられた。
ギューっとつぶれそうなくらい
そしてそのまま、すき間に入ってきた指先に顎を押し上げられて、噛み付くように唇を奪われた。
なんども。なんども。
冷たい唇はすぐに温かくなって
「やっと⋯⋯」
かすかに顔を離した永斗さんは、そう言って大きく息を吐いて
「⋯⋯やっと手に入った」
困ったように笑い、頬を傾けてもう一度キスを落としてくれた。
今度はとっても甘く、そして優しいキス。
いつの間にか、雨は止んでいた―――。
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