【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
「髪が、もしゃもしゃです⋯⋯」
「ん、ありがと」
まるで大型犬でも撫でている気分になるくらい柔らかくて、いい香り。
クスッと笑った彼は、そのまま甘えるように私を抱き寄せ、首筋にすり寄ったり、頬にキスをしたり、スキンシップを繰り返し、最後にキスを求めてきた。
素肌がふれあい、ドキっとしてしまう。
「昨日は無理させてごめんね」
「ん⋯⋯」
何度か啄むようなキスを繰り返してから、ごく当たり前のように舌が潜りこんできて、すこしだけ私のことを翻弄して彼の口の中へと戻ってゆく。
「残念だけど⋯⋯今はここまでね?」
まるで私が求めていたみたいな言い方にカッ――と赤くなる。
いや、間違いではないけども⋯⋯。