【コミカライズ】漆鷲社長の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―
とても軽くて、眉間にぴったりとフィットするブリッジ。
今まで少し動くとズレていたものが、しっかりと私の顔を挟み込み、強い安定感がある。
眼鏡が緩いだなんて言ったことないのに。
私を見ていてくれたということがとても伝わってきた。
「明日からの仕事には必ずこれかけてね」
「はい!」
「虫避けになるし」
「⋯⋯虫?」
「なんでもないよ。」
誤魔化すように腰を下ろした彼は、そのまま私の肩にしなだれかかって来る。
どこか甘えてるような触れ合いにキュンとしつつも、再び眼鏡を手にして四方八方から覗いていると
「そろそろこっち向いてよ」
唇を少し尖らせた不満そうな永斗さんが、肩に頭を寄せながら上目遣いでこちらを見ていた。
か、可愛い⋯⋯
これは、拗ねてる?